生き方について
自分に合った生き方を生きる、というのはなかなか難しい。
どんな風に生きれば楽しく生きられるのか、全然見えてこないし、
例えそれが見えてきても、世間的にぶっ飛んだ生き方だったり、
収入の不安定な生き方だったりすると、
なかなか思い切って舵を切ることができないのが人間だ。
僕の友人に、自転車で世界一周旅行をしている人がいる。ヒゲもじゃの面構えで、大きなリュックを背負って、中央アジアとかの絶景を背にした写真をよくFacebookに上げてくれる。
彼は子供の頃から自由人で、論理より感覚で行動するようなタイプで、
旅人という生き方はそんな彼の気性によく馴染んでいるように思う。
でも、仮に自分が実は旅人的な生き方に向いているタイプだと分かったとして、
なかなか本当に旅に出るまでの心理的なハードルは高いだろう。
それを超えて旅に出た彼はすごい。
いろんなハードルがある。
身一つで海外を周りながらちゃんと生きていけるのか、とか、
いつかそんな生き方は続けられなくなるんじゃないか、とか。
そんなことをいちいち考える人は旅人には向かないのかな 笑
なんにせよ、自分らしく生きるというのは難しい。
その難しさは4つの要素に分けられると思う。
①自分がどういう人間なのか見定めるのが難しい
②自分の指向性に合った生き方を見つけ出すのが難しい
③その生き方を選び取るという決断が難しい
④その生き方の実現が現実的に難しい
単純に言ってしまえば①から④へと順にハードルを越えていくイメージなんだけど、
多くの人は結構①の段階でもうつまづいてしまうんじゃなかろうか。
僕自身、自分がどんな人間か、ちゃんと理解している自信がない。
一方、たまたま②の生き方と出会って、結果的に①を知る人も多いのかな。
楽しく生きている人達は、どちらが先の人が多いんだろう。
また後日もっと深掘ってみたいテーマ。